六義園に行ってまいりました。
六義園とは?
JR山手線駒込駅から徒歩10分ほどのところにある、【回遊式築山泉水庭園】です。
簡単に言うと【とても広い、いいとこの家の和風の庭】です。
六義園は造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられておりました。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられ た駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げました。
六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園です。
庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来します。庭園は中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、紀州(現在の和歌山県)和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されています。明治時代に入り、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となった当園は、昭和13年に東京市に寄付されて一般公開されることになりました。昭和28年3月31日に国の特別名勝に指定されました。
六義園公式HPより引用
実際に行ってみた様子
前日の夜に、ライトアップされたシダレ桜を見るため一度来ていたのですが、かなり混んでいて、時間もなかったのでその時はやむなく帰宅。次の日のお昼に再度訪問しました。ライトアップした桜は来年に持ち越しです。
入園時にチケットを購入する必要があります。大人は300円でした。
中に入ると早速目の前には緑が広がります。都内でこういった自然を感じることができるのはいいですね。ちょっと進むと割と広い通路があり、左右には緑が生いしげり、所々に桜の木も植えてあります。
この写真のすぐ左側には園内を囲う壁があるのですが、それを挟んですぐにマンションや家が並んでいます。こういったのも都会の庭園ならではの光景でした。
お目当のシダレ桜目指して進んで行きます。
途中で売店がありました。
みなさま椅子に座ってお団子を食べてらっしゃいました。「花より団子」と言う言葉があるくらいですから、花見と言えばお団子なんでしょうが、なぜお団子?
昔の甘い和菓子を言えばお団子だったんですかね。それとも大福じゃ語呂が悪いからでしょうか。いずれにしろ花見にはお団子がしっくり来ますね。
売店をすぎるとシダレ桜の登場です。
あまり桜のことには詳しくないですが、ここまで大きのはなかなかないのは間違いありません。枝が横に大きく広がっていて、立派です。
横から見るよりも2枚目の写真のように正面?から見た方がより綺麗です。枝もそちらに伸びているのが横からの写真でわかります。
なぜこんな風に枝が伸びたのか。自然の力はよくわかりません。
お昼でも十分綺麗な桜を見ることができたので、来年はライトアップされたのを絶対に見に来ようと思います。
目的を果たしましたが、せっかくなので公園をぐるっと回って行きます。
この時代劇に出てきそうなのをくぐって先に進みます。
なんだか味があっていいですね。
進んだ先には大きな池があります。
これぞ日本庭園と言わんばかりの光景です。奥さんと2人で「じいちゃん、ばあちゃん連れて来たら絶対喜ぶね」なんて話しながら風景を楽しみました。
こんな場所が近くにあったら、ふらっと来て、1.2時間この風景を見ながらぼーっとしていたいです。
池沿いに進んでいくと、屋根の小さな建物と、これまたいい感じの池がありました。池には鯉がいたりして、いいとこの庭感をさらに感じました。
いいとこのお家は立派な鯉飼ってますよね。
周りの風景を楽しみながら進んでいくと様々な植物が植えてあり、1年を通して違った風景を楽しめるのがわかりました。特に秋は紅葉がとても綺麗なんじゃないかなと思います。
園内を回り終えるのはだいたい1時間くらいじゃないでしょうか。お散歩気分で「日本の庭園」を感じられます。シダレ桜以外にも、こんな立派で背の高い桜がありました。
まとめ
ライトアップしたのが見れなかったのは残念ですが、お昼でも十分綺麗な桜を見ることができました。また桜以外の日本庭園は、むしろ日が出ている時間帯の方がしっかり見ることができるので、六義園を堪能するという意味ではお昼に来て正解でした。
園内にいる人は、他の花見スポットと比べ外国の方は少なかった気がします。確かに桜を見るだけなら、他のスポットの方がいいかもしれません。
ただ日本ならではのといいますか、繊細で綺麗な桜を見るという部分で言うならば、六義園のシダレ桜は一見の価値があると思います。
また途中でも書いていますが、年配の方には非常におすすめなスポットだと思います。
桜を見て、庭を見て日本を感じる。素晴らしい場所ですね。
デートでくるのもありでしょうが、興味ない人を連れてくると、全然面白くないかもしれませんね。初デートでは避けたほうがいいでしょう。
来年はライトアップしたシダレ桜を見に来ようと思います。
アクセス
●所在地 東京都文京区本駒込6丁目
●開演時間 9:00〜17:00まで(入園は16:30まで)
※イベント期間は時間延長あり
●休園日 年末年始
●入園料 一般300円・65歳以上150円(小学生以下及び、都内在住・在学の中学生は無料)・団体割引あり
●交通 JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分・都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分・駐車場なし
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