「歯が痛い!歯医者に行こう!でもどこの歯医者に?」
誰もがこんな経験をしたことがあると思います。
しかし、ネットの情報や口コミを調べてみても、本当にいい歯医者なのかはわかりづらくて、結局は実際に行って判断するしかありません。でもそんなにたくさんの歯医者に通うのは面倒だし無理!
そこで、私がいろんな歯医者に行った経験から導き出した「なるべくハズレを引かない、いい歯医者の選び方!」を紹介していきます。
なるべくハズレを引かない、いい歯医者の選び方
今回、なぜ「いい歯医者の選び方」ではなく「なるべくハズレを引かない、いい歯医者の選び方」にしたかを最初に話していこうと思います。
歯医者選びは非常に難しいです。ネットの口コミなんかはまずあてになりません。
これは、人によって歯の状態、歯医者に行く理由、痛みの感じ方などが違ってくるのが大きな理由です。
A歯科医院の口コミを見てみます。
Bさん「この歯医者さんはすごく丁寧で、私の話をしっかり聞いてくれました。治療も痛くなくてすぐに終わりました。すごくいい歯医者さんだと思います。今後もなにかあったらお願いします。」
Cさん「歯医者の中はすごくきれいなんだけど、勝手に治療始めちゃうし、あんまり痛くないって口コミを見たのに普通に痛くて最悪でした。2度と来ません」
このように同じ歯医者さんでも意見が2極化することはよくあります。
これは、そもそもBさんとCさんの治療内容と歯の状況が全然違う可能性がありますし、Bさんはおしゃべりで自分から色々話すタイプだったけど、Cさんは色々言えないタイプだっただけで、この歯医者さんがそんなに人の話を聞くタイプじゃなかったのかもしれませんよね。
つまり、人によって「いい歯医者」というのは違うのです。
簡単な治療であれば、特別すごい技術がなくても患者からはいい評価をもらえるでしょう。
難しい治療なら、経験と特別な技術を持っていて初めていい評価をもらえます。
しかし、腕のいい歯医者さんでも、患者さんの話を聞いてくれないなどが理由で、悪い評価を付けられてしまう事もあります。
結局は、実際に行ってみて治療を受けてみないと、自分に合った歯医者さんなのかはわからないのです。
だから『最初に選ぶ段階で、なるべくハズレを引かないように、最低限見るべきポイントを抑えておく』という意味で「なるべくハズレを引かない、いい歯医者の選び方」にしました。
前置きが長くなりましたが、選び方のポイントを見ていきましょう。
歯医者に行く前に選ぶ!
まずは歯医者に行く前にインターネットで調べてから行きましょう。
調べるのは口コミなどではなく、その歯医者のHPです。
歯医者のHPがない
そもそもHPがないのは論外です。
HPにはその歯医者の方針、治療内容、設備の写真など、歯医者を選ぶための基準となるものがたくさん掲載してあるものです。そこがしっかりしていない歯医者さんは、言うまでもなく選択肢から外れます。
今時HPがない歯医者さんって、よっぽど高齢のおじいちゃん先生が運営しているかな?だとしたらもはや手先は器用ではない可能性がありますから、いい治療は望めないかもしれませんね。
HPの治療方針や専門分野を見る!
まずは近くの歯医者さんをインターネットで探して、その歯医者さんのHPを見ます。
HPには治療方針や、その歯医者で扱っている専門分野が記載されているので、自分の望んでいる治療を行っているか、治療方針に自分が共感できるかなどをしっかり確認しましょう。
普通の虫歯であればほとんどの歯医者さんで治療してもらえますが
・歯を矯正したいなら矯正歯科
・親知らずの抜歯やインプラント治療などは口腔外科
・歯周病を治したいなら歯周病専門医・認定医
自分の望んでいる治療が専門性を必要とするものであれば、その知識を持った医者がいる歯医者さんを選びましょう。
医師の紹介ページ(学歴・経歴)をしっかり見る!
あまり重要ではないという声もありますが、なるべくハズレを引かないようにするためにはすごく重要なポイントです。
見るところは、医師の学歴と経歴です。
みなさんは”歯医者がコンビニより多い”という話を聞いたことがあるでしょうか?
現在歯科医院の数は約7万件、コンビニの数は約5万5千店。
日本中にとんでもない数の歯科医院が存在している。それは”コンビニより多い”この言葉で理解いただけると思います。
その中からハズレを引かいないようにするには、やはり医師の学歴と経歴で選ぶしかありません。
いい大学の歯学科を出ているか、博士号を取得しているか、卒業後学会に所属して勉強を続けているかなどを見ていくと、歯科治療に必要な専門的な知識をどれくらいもっているのかの目安になると思います。
【知識がある=腕がいい】ではありませんが、たくさんの知識を持っている医者とほどほどの知識しか持っていない医者では、やっぱりたくさんの知識を持っている歯医者さんに治療してほしいですよね。
新しくできた歯医者は避けるべき?
新しくできた歯医者はなるべく避けたほうがいいでしょう。
もちろん腕のいい医師が満を持して開業したのかもしれません。しかし、歯医者が乱立する現状から察するに、歯医者として食べていくために若いうちから開業しているだけのような気がします。
若く経験のない医師から治療を受けるにしても、できれば経験のあるベテラン医師の元で働いている人にやっていただきたいですよね。
家の近くに新しい歯医者ができたとしても、2,3年は様子を見たほうがいいかもしれません。
医者に行ってから選ぶ!
歯医者は、実際に治療してもらわないと自分に合っているのかわかりません。ここでダメだった時は結局ハズレを引いているのですが、合わなければすぐに違う歯医者さん探しを始めましょう。
こちらの話を聞いて治療を提案してくれる
いつから、どこが、どんな風に痛いのか聞いてくれるのは当然ですが、治療しながらしっかり気にかけてくれて、こちらが納得できる治療を提案してくれることはすごく大事だと思います。
「ここ虫歯なんで削って被せ物しておきますね」って急に言わて、されるがまま治療が終わってしまう。たとえそうするしかなかったとしても、きちんと説明してもらわないと納得できませんよね。
きちんと話し合える歯医者さんを選びましょう。
治療完了までどれくらいかかるのか説明してくれる
治療完了まで何回通わなければいけないのか、次に来た時にどんな治療をするのか、その次は何をするのか、なぜその治療をする必要があるのかなど、治療計画を立て説明してくれる歯医者さんは安心できますよね。
治療後「次は〜をしますから予約して帰ってください」と言われたものの、いつ終わるのかわからないまま通い続けた経験がある人は少なくないと思います。
そういった不安が、無駄に引き伸ばしているんじゃないかなどの不信感にもつながります。この説明をしてくれるかどうかはとても重要ですね。
治療完了後も定期検診など予防歯科を勧めてくれる
治療が終わったらハイ、サヨナラ。ではなく、その後も定期的な検診やクリーニングを勧めてくれる歯医者さんもあります。
更にその場だけでなく、Eメールやダイレクトメールなどで検診の案内などを出してくれるところもあるので、そういった歯医者さんは、患者の立場に立った治療をしてくれるでしょう。
まとめ
歯医者が乱立している現状で、自分にあったいい歯医者にめぐり合うのは非常に難しい。そして、いい歯医者を選ぶには実際に治療を受けてみないとわからないので、正直非常に面倒くさい。
インターネットなどから拾える少ない情報でいい歯医者を見つけ出せるように、自分なりの基準を設けて、それにあう歯医者さんの元へ試しに行ってみるというのが「なるべくハズレを引かない、いい歯医者の選び方!」と言えるでしょう。
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