警察官は銃を撃ってはいけないのか?職務質問はなぜ強制ではなく任意なのか?

警察官は銃を撃ってはいけないのか?職務質問はなぜ強制ではなく任意なのか?

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【画像】刃物で襲いかかってきた男に警官が発砲 現場の繁華街は一時騒然 – ライブドアニュース

先日、大阪で職務質問を断った男性がナイフを取り出して暴れたため、警察官が銃を発砲し、男性を取り押さえたというニュースがありました。

18日正午前、大阪市都島区東野田町2丁目の交差点付近で、大阪府警の警察官が、職務質問中に男が刃物を持って暴れ出したなどとして発砲した。府警への取材でわかった。

大阪市消防局によると、男は20代で、右足を負傷して病院に運ばれた。命に別条はないという。 府警が詳しい状況を調べているが、直後の説明では、男が刃物を取り出し向かってきたため、都島署員が後ずさりしながら複数回警告。それでも向かってきたため、署員が発砲したとしている。

現場に居合わせた現場近くのビル管理人の男性によると、正午前に手に何かを持った男が叫びながら京橋駅方面に歩いており、警察官2人が「危ないからどいて」と大声を出しながら囲んでいたという。その後、警察官が男に拳銃を構え、「止まれ、止まれ」と叫んだ。男は「撃つんなら撃て」などと言っていたという。男性は「10分ほどにらみ合った後に警察官が発砲し、男を取り押さえた」と話した。

刃物で暴れる男「撃つなら撃て」 警官発砲し負傷 大阪:朝日新聞デジタル

今回の事件についてネット上では賛否両論、様々な意見が飛び交っています。

そもそも警察官は銃を撃ってはいけないのか?事件の発端となった職務質問はなぜ強制ではなく任意なのか?

今回の事件を含めて、根本的な部分を考えていこうと思います。

なぜ職務質問は強制ではなく任意なのか?

今回の事件の発端になったのは、警官に職務質問された男性2人組がそれを断り、1人がナイフを取り出して抵抗したためです。

ナイフを取り出した男性は「殺すぞ、任意やろ」と発言していたそうです。

警察官の職務質問に応じるかは、任意なので断ることができます。これは法律で決められいていて、その理由は人権を守るため、警察が強すぎる力を持たないようにするためにそうなったとも言われています。

しかし、実際のところは半強制で断ることはできないと言っていいでしょう。

警察官は【職務質問を断る=なにかやましいことがある】考えます。そんな人を「はい、わかりました」とそのまま行かせるわけにはいきません。「点数稼ぎだ」という意見もありますが、これは治安を守るためには当然の行為です。

職務質問が任意というのはあくまでも建前です。

断ることは自由ですが、その場合は長い時間警察に付きまとわれ、最後には正式な手順で令状を持ってこられて、何もかも調べられてしまうこともあるでしょう。

今回の事件でも、男性が最後まで断り続けていれば、警察がきちんと令状を取り、正式に持ち物検査をされて銃刀法違反で逮捕されていたかもしれません。

今回、警察官が銃を発砲するという事態になってしまったものの、職務質問は犯罪の抑制にもつながっているのです。

それに協力すると考えて、職務質問されてしまったら運が悪かったと思い、素直に応じたほうがいいのかもしれません。

警察官は銃を撃ってはいけないのか?

今回の事件についてネット上では、警察官が発砲したことを「当然の行為だ」と擁護する意見もありますが、「ナイフ相手に銃で対応するのはやり過ぎだ、警棒で対応しろ」「そもそも銃を撃つのはおかしい!」などと批判的な意見もありました。

銃社会ではない日本で、銃が発砲されたことが大きく取り上げるのは当然と言えば当然のことでしょう。

しかし、批判されるのはおかしいのではないでしょうか?

警察官が持つ銃は飾りではありません。所持しているだけでいざという時の抑止力にもなるでしょうが、凶悪犯を相手にする時など自らの生命が危機に陥るような場面では、使用することもあります。

相手がナイフなら警棒で対応しなければいけない?

警察官がそもそも発砲するのはおかしい?

そうのように発言している人たちは、自分の命が危険にさらされている場面でも同じ事が言えるのでしょうか?

自分にナイフを向けて「殺すぞ!」と明確な殺意を向けている人間が目の前にいる、そんな危険な状況で「警棒で対応しろよ」っておかしいですよね。

「警察は訓練を受けているんだからそれくらいのことはできるだろ」と言う人がいるかもしれませんが、悪いことをしているのはナイフを持った男性です。警察官が刺されるかもしれない状況で、素手、警棒、拳銃と選択肢があるなら拳銃を使って対応するというのは全くおかしな話ではありません。

突然撃ったわけでもなく十分に警告した上での発砲なので、相手の男性も撃たれる前に大人しくしたらよかっただけのことです。

「銃を撃ってはいけない」

確かに撃たなくていいならそのほうがいいです。しかし、凶悪犯を取り押さえようとした時、同じ人間同士なんですからいくら日頃から訓練を受けているとは言え、警察だって無傷で取り押さえるのは難しいこともあります。

だから、必要に応じて銃を撃つことは全く悪いことではないと私は考えます。

拳銃を撃つことは相手の生命を奪うかもしれない、無関係の人間を巻き込むかもしれないというリスクも秘めています。

警察官だってそんなものを簡単に使いたくはないでしょう。だからこそ十分な警告をした後に発砲していますし、ニュースで大きく取り上げられるほどの出来事にもなっているのです。

本当に大事なのは「銃を撃つな」よりも「銃を撃たせるな」だと私は考えます。

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