第8話の感想です。
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第8話のあらすじ
【case20 Ripper Dipper】
王国から共和国への亡命を希望しているオライリー卿。彼が秘密裏に接触する人物を特定するよう指令を受けたアンジェ達は、ターゲットが現れるまでオライリー卿が借りている部屋を監視することに。
公園で見張りをすることになったアンジェだったが、スリを失敗しては相手からひどい仕打ちを受ける少女・ジュリと出会う。
数日の任務期間中にジュリと親しくなったアンジェは、クロトカゲ星の“王女”と“スリ”の話を語りきかせるのだった——。
感想
今回はアンジェとプリンセスの話。
この物語が始まるきっかけだった【チェンジリング作戦】これはある意味、すでに完遂されていたのですね。
オライリー卿の監視の最中に出会った少女。少女と親しくなったアンジェは昔話をします。
昔アンジェは王国の王女【シャーロット】だった。英才教育を受けるシャーロットは城での暮らしが嫌になっていました。
そんな時、たまたま出会った外の世界の住人。自分そっくりの少女【アンジェ】。それが今のプリンセスです。
ある日、外の世界を見たくなった王女はアンジェに入れ替わってくれるように頼みます。
城の外へ出た王女は、外の世界の悲惨な現実を目にします。
そしてその日、革命が起きてしまいます。この革命により、2人は入れ替わったままになってしまったのでした。
綺麗な城での生活から、悲惨な外での生活を余儀なくされた王女も大変だったでしょう。
しかし、もっと悲惨だったのは王女と入れ替わったアンジェです。革命により殺気立つ城内の人間。そんな城内で、アンジェは『入れ替わっていることがバレたら始末されるかもしれない』というプレッシャーと一人戦っていたのです。
その後のアンジェは、生きる為に死に物狂いで”王女”を演じます。
礼儀作法、語学、音楽、乗馬、ダンス、歴史、文学、絵画、あらゆる分野の知識を学び、読み書きができなかった彼女が、今では7ヶ国語を操り、王国有数のピアニストと呼ばれるまでになりました。
それがどれだけ大変なことか考えるまでもないでしょう。
そして2人はチェンジリング作戦で再会します。
2人で逃げようと提案するスパイの元王女シャーロット。その誘いを断り「王国を変えたい」と言う現プリンセスのアンジェ。アンジェが口にした言葉は、かつて王女だった頃のシャーロットが言った言葉でした。
偽物のプリンセスは、今や本物のプリンセスとなっていたのでした。
いい話や〜…めっちゃいい話や〜…
やはり当初の予想通り、プリンセスとアンジェは元々入れ替わっていたのですね。
その入れ替わりは意図せず起きたことで、アンジェはプリンセスを助ける為にチェンジリング作戦でやってきたと言うことでしょう。
しかしプリンセスは、この国を変える為に王女になると強い意思を持っており、アンジェはそれを助けるような感じで、2人ともスパイとして活動しているというわけですね。
王国を変えたいという想いは、外の世界を見てきた人間だからこその想いだと思います。
そして王女となり国を変える人物として、プリンセスは申し分ない人物だと思います。
今回明かされた過去。血の滲むような努力の果てに、今のプリンセスがあります。ここまで頑張ってきて、そして幼少期を外の悲惨な世界で過ごしてきた人間だからこそ王女となるべき人物なのです。
確かに血は違うかもしれませんが、要はバレなきゃいいんです。これはアンジェとプリンセスしか知りえない話ですからね。
このまま王女への道を突き進んで欲しいです。
なんかプリンセスってずっと裏がありそうであんまり好きになれなかったのですが、今回の話でめっちゃ好きになりました。このままだた全キャラ好きになりそう。
今回ほとんど出番がなかった他3人。それでもやっぱりちせは可愛い…いややっぱりドロシーが一番…
木にぶら下がってたちせ可愛い!!!!!
次回へ続く!
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