2018年アニメ【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】の感想を毎週書いていきます。
この記事を書いている時点で、すでに第3話まで放送されており、完全に出遅れました。
今回は第1話の感想を書いていきます。
物語のあらすじ
感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
第1話のあらすじ
「愛してる」と自動手記人形
感情を持たない一人の少女がいた。少女は戦うための「道具」として生きていた。名はヴァイオレット。
時は流れ戦争は終わり、新たな時代が始まろうとしていた。
戦地で傷ついたヴァイレットはベッドの上で目を覚ます。
白くなめらかな両腕は、砲弾を受け銀色に輝く義手に替わっていた。彼女に残されたものは、戦場の記憶と上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア少佐〉が最後に告げた言葉だけ。だが、その言葉の意味をヴァイオレットは理解できずにいた。
感想
絵がキレイ
めっちゃくちゃ絵がキレイですね。本当に素晴らしい。まるで劇場版ですね。
光の感じとか特にキレイで、本当に見せ方が上手だな―って思いました。
そんな小学生みたいな感想はさておき、この感想記事を書いている段階で2話まで視聴が終わっております。
今季はアニメの感想記事なしでいこうかなと思ったのですが、2話を見終わったらあまりにもおもしろかったので、せっかくだから感想記事を書くことにしました。
主人公ヴァイオレットは戦場で育ったため、人としての感情が欠落しています。
『欠落している』と言うと、全くないように思われるかもしれないので『育っていない』って言ったほうが正解かもしれません。
このアニメはそんな少女が、大切な人に言われた「愛している」という言葉の意味を見つけ出す物語です(決めつけ)。
物語は、ヴァイオレットが病院のベットで手紙を書いているところからスタートします。
戦争で両腕を失い、機械の腕を付けられた彼女。まだうまく動かせないようでした。
そこに現れたのは元陸軍中佐クラウディア・ホッジンズ子安)。
彼は、ヴァイオレットの上官ギルベルト・ブーゲンビリア少佐に頼まれて、彼女を迎えに来たのでした。
ホッジンズはギルベルトに頼まれた通り、ギルベルトの親戚のエヴァーガーデン家にヴァイオレットを預けようとします。
しかし、戦争の”道具”として育ったヴァイオレットを、エヴァーガーデン家は受け入れることができませんでした。
「使い道がないなら捨ててください」
そう訴えるヴァイオレットを、ホッジンズは自らが社長を勤める郵便会社で働かせることにしました。
働くヴァイオレットの前に、愛する人に手紙を書くため『代筆』を頼みたいという人が現れます。
代筆の仕事『自動手記人形』に出会ったヴァイオレットは、ギルベルトが最後に残した言葉「愛している」の意味を知るため、自動手記人形の仕事がしたいとホッジンズに頼み、彼はこれを受け入れるのでした。
やっぱりどうしても絵がキレイって感想が出てきちゃうんです。でも絵がキレイだからこそストーリーにグッと引き込まれて、見ていてすごく苦しくなる。
主人公のヴァイオレットは全然空気が読めないし、男の前でも平気でお着替えしちゃうしで、感情が希薄というか無いよう見せている場面が多いです。
でもよく見てみると、1話では誰よりも感情を露わにしているように感じました。ギルベルトが死にかけている場面とか、ギルベルトにもらったペンダントが失くなっている気づいた場面とか「ちゃんと感情あるじゃん!」って思わせる場面が多々あります。
でも普段の生活ではそれがなくて、すごくチグハグな子です。
ホッジンズに少佐から言われた『愛している』の言葉がわからないと話している場面
「私には理解できないのです」
そう言ってスカートをギュッと握りしめた彼女は、とても苦しそうでしたね。
もしかすると彼女はすでに理解しているのかもしれません。心では理解していても、頭では理解できないそんなところでしょうか。
感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
これを否定する感じになってしまいましたが、色々気づかされるアニメになるような気がします。
そして、ギルベルト少佐は果たして生きているのでしょうか?
ホッジンズの表情を見る限り、もうすでに…って気もしますが、もしかするとそんな単純ではないのかな?
次回へ続く!
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