第1話の感想
第2話のあらすじ
「戻って来ない」
エリカ・ブラウンには夢があった。
夢中で読んだ小説のように、人の心を動かす言葉で手紙を書くこと。だけど、現実は……
C.H郵便社に新人の「自動手記人形」〈ドール〉が加わった。人形のように無表情な少女―――ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
彼女が人の思いを手紙にする「自動手記人形」の仕事に向いているとは誰も、もちろんエリカにも、思えなかった。
感想
自動手記人形になったヴァイオレット。
しかし、人の言葉を素直過ぎるくらいにそのまま受け取ってしまう彼女に対して、たくさんの苦情が来てしまいます。
同僚で自動手記人形 のエリカは、そんな彼女を見てどうしてこの仕事を選んだのか不思議に思っていました。
自分と同じで、この仕事に向いていないのに…
そしてエリカはヴァイオレットに尋ねます。
「どうしてこの仕事がいいのよ?」
「『愛してる』を知りたいのです。たとえ向いていなくても、私はこの仕事を続けたいのです。」
素直にそう言ったヴァイオレットの言葉を聞き、エリカは忘れていた自分の気持ち、夢を思い出すのでした。
「私もいつか、人の心を動かすような、素敵な手紙を書きたい」
自分はこの仕事に向いていないじゃないかと悩む少女が、同じく向いていないヴァイオレットに自分を重ね、最後は彼女をかばい、仕事を始めた頃の気持ちを思い出して新たな一歩を踏み出す。
いやー本当にいい話でした。
今回すごくいい話なんですが、サービス業経験者にはわかる、すごくヒヤヒヤする回でした。
ヴァイオレットの客に対する行動がぶっ飛びすぎてて、私は見ていて胃が痛くなってしまいました。
特にヴァイオレットのドールとしての初仕事となった女性。あの人が怒鳴り込んできた場面なんかは、自分が店側だろうと客側だろうと考えるだけでゾッとしますよ。
そして、それを許してしまうホッジンズとカトレアさんはマジで神だと思いました。
ホッジンズに至っては、ヴァイオレットのブローチを自分の給料全部使って買い戻すという聖人っぷり。すごいよ、すごすぎるよ。
でも、なんでホッジンズは彼女にそこまでしてあげるのでしょうか?
いくらなんでも面倒見が良すぎるというか、入れ込みすぎというか。
今回の最後のシーン。ホッジンズは震える唇でギルベルトのことを「あいつはもう、戻って来ない」そう言いました。
彼がヴァイオレットにここまで入れ込む理由は、間違いなくギルベルトとの約束。しかし肝心のギルベルトは一体…前回でも言いましたが、濁し方が単純に亡くなっているからだとは思えないんですよね。
深読みしすぎですかね?
そして、話の冒頭では、ギルベルトとヴァイオレットの出会いもちょっとだけ明かされました。
ヴァイオレットは戦争孤児だったってことなんでしょうか?
でもギルベルト兄が「道具として扱えよ」って言っていたのもちょっと気になります。
もしかするとヴァイオレットの出生についても何かあるのでしょうか?
そうそう、今回は自動手記人形【ドール】の仕事がどんなものなのか、C.H郵便社ではどんな人達が働いているのかを見せるような回でもありました。
こんな美人ばっかりの郵便局があってたまるかってくらい美人ばかりでしたね。うらやましいね本当に。
次はヴァイオレットがドールになるために学校へ通う話かな。
次回へ続く!
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