ファッション通販で有名な「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが22日に自社で生産を手がけるプライベートブランド「ZOZO(ゾゾ)」と採寸のためのボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を発表しました。
超ベーシックアイテムを発売するZOZOも気になりますが、それよりも気になるのはやはりZOZOSUIT。
一体どんなものなのか見ていきましょう。
採寸のためのZOZOSUIT(ゾゾスーツ)
“ZOZOSUIT”は採寸のためのボディースーツで、ニュージーランドのソフトセンサー開発企業 StretchSense Limited.と共同開発したもの。伸縮センサーを内蔵し、トップスとボトムスを着用してスマートフォンとBluetooth接続するだけで、採寸データを瞬時に計測できる。
”試着はもう必要ありません”その言葉の通り、スーツを着るだけで着用者の身体の1,5000箇所を正確に測定することができるため、試着をする必要がなくなるのだそうです。
通販で洋服を買うときの最大の問題は試着ができないことでしたが、このスーツがあればそもそも試着をする必要もなくなってしまいます。
これは本当に革新的なアイテムです。
スーツの購入方法はZOZOTOWNにアクセスし、他の商品と同じように購入します。その際、身長・体重・性別を入力する必要があります。
そして、このスーツはなんと“無料”で配布されています。人気商品のようで今申し込んでも手元に届くのが1月頃らしいので、気になっている人は早めの予約をおすすめします。
ZOZOSUITが与える影響
ファッション業界に革命を起こす商品であるZOZOSUITが業界に与える影響にはどんなものがあるでしょうか?
メリットはもちろんですが、デメリットになることもあるのではないでしょうか?
試着の必要がなくなる
わずらわしい試着をする必要がなくなるのは素晴らしいです。
通販で服を買うのはちょっとした賭けみたいなところがありましたが、今後はサイズで悩むことはなくなります。
実際に服を着てみないと似合うかどうかわからないという心配はあるものの、通販も含め、以前より確実に服を買いやすくなるでしょう。
データの収集
たくさんの人がZOZOSUITを利用することで、恐らく今までのどのデータよりも正確で、詳細で、多くの人のデータを取ることができます。
このデータを活かすことで、今までよりもたくさんの人がいいと思える服を作ることができると思います。もしかすると業務提携などでスポーツやその他の分野にもそのデータを応用することができるかもしれませんね。
具体的なファッションの提案
人にはそれぞれ身体的な特徴があると思います。
背の高い・低い、太っている・痩せている、足が長い・短い。そんな特徴をある程度分類し、その人に合った服をコーディネーターが選ぶことで、特徴を活かしたりカバーしたりしてオシャレな着こなしができるようになるかもしれません。
売上の向上と実店舗の減少
試着しなくてもいいのですから、ネットで服を買う人が多くなるでしょう。もしかすると服はネットで買うことが主流になるかもしれません。
実店舗をかまえる必要がなくなり、人件費も下がります。コストが下がることでお店の売上向上につながるでしょう。
しかし実店舗が少なくなることで、買い物の楽しみがなくなってしまうのはちょっと寂しいですね。
他のブランドとアプリとの連携
ZOZOSUITで収集したデータはきっと他のブランドでも利用されることでしょう。
例えばユニクロ・ジーユーなどたくさんの利用者がいるブランドでは、その人にとってベストなサイズで着てもらうために、従来よりも多くのサイズ展開がなされるかもしれません。
アプリとの連携でより便利な機能が使えるでしょう。
自分そっくりな3Dモデルに試着をさせ、実際にその服を着た時をイメージできるようなアプリが出てくると思います。
既存のアプリでもWEARとの連携で「同じ体型の人がこんな服をきています」みたいな使い方もできるかもしれませんね。
まとめ
ファッション業界に革命を起こすアイテム「ZOZOSUIT」
こんなとんでもないアイテムが無料で手に入るなんてZOZOTOWNさん太っ腹ですね。
無料で配ってもいいくらいリターンが大きいということでしょう。もちろん私達利用者にとってもいいことしかないですから、興味がある人は試してみたほうがいいと思いますよ。
今後このスーツがどのような影響を与えていくのかすごく楽しみですね。
ちなみに超ベーシックアイテムばかり取り扱うという「ZOZO」もかなり気になります。
私はシンプルな服を好むので、そういったアイテムばかり扱うというのであればこちらにも注目していきたいですね。
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